だから依頼人を現場に連れて行くのはあくまでも例外として、基本は、調査報告書の提出という考えを崩してはいません。
また、私は、探偵はスパイだとも教えています。相手に振り向かれたら、お前は殺されたも同然なんだぞそれぐらいの緊張感を持って尾行しないと、やはり対象者にばれてしまうのです。
これらの心構えは、私が経験において学んだ事ではありますが、師匠に教わったことでもあります。師匠から教えられたことは今でも忘れません。私の師匠は、有名な人物で、日本探偵協会という日本で最初の探偵養成学校を作った人でもあります。探偵には仕事とプライベートで性格を使い分けている人が多いのです。特にプライベートで短気な人が多いような気がします。
探偵の仕事というのは釣りに似ていて、釣れそうなポイントに糸を垂らし後はただひたすら待つという局面があります。つまり、対象者が動き出すのを気長にさんざん待っているので、プライベートでは、我慢したくないということなので勝実は、私自身そんな性格であるし、東京者にもそんな人が多い気がします。
探偵の話し